中学英語の弊害

このページでは、中学英語を暗記ですませて成績をあげた場合の弊害について紹介しています。英語の参考書を多数、執筆している著者が書いています。

<目次>
1.中学英語の弊害
2.中学英語だけでは「英語が苦手」になる!
3.「理解」よりも「英会話」が重要視されて結果的に英語力が落ちる


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中学英語の弊害

多くの学校・塾では、以下のように教えていると思います。

「『can=be able to〜=〜することができる』だ。入試にでるので、覚えておきなさい!」

しかも、入試問題も以下のようになっています。

◆He can play tennis.=He(  )(  )(  )play tennis.
(彼はテニスとをすることができる)

「左と右の英文を見比べると、『can』があるかないかが違う。そういえば、学校・塾で、『can=be able to〜=〜することができる』と覚えさせられたな……。ということは、答えは『is able to』だ!」で、問題が解けてしまいます。

つまり、英語を理解していなくても、「can=be able to〜=〜することができる」を覚えているだけで、問題が解けてしまうのです。

学校・塾は、偏差値が高い高校に合格させることができれば評価されます。つまり、このような「穴埋め問題」や「選択肢の問題」を「確実に」解けるようにすることが、学校・塾にとっては重要なことなのです。

※)ちなみに、このように教えることが悪いといっているわけではなく、このように教えると効率的に成績をあげることができてしまうので、仕方がないのですが……(参考:中学英語で成績を上げる方法)。

中学英語だけでは「英語が苦手」になる!

中学英語でそこそこ成績が良くても、「食べ物欲しい」を「Food want」のように言ってしまう人や、「あ〜あ!バス、行っちゃったよ!」を英語にすることができない人が多くいます。
※)中学英語が「理解」できていれば、「食べ物欲しい」を「Food want」にするような間違いはしないですし、「あ〜あ!バス、行っちゃったよ!」も英語にできます。

なぜ、中学英語で、そこそこ成績が良くても、中学英語レベルのことで、つまづく人が多いのでしょうか?

実は、中学英語では、多くの教師が、「穴埋め問題」「選択肢の問題」を効率的に解くための「試験対策」「試験用のテクニック」に走ってしまって、「理解」というものが置いてきぼりにされているためです。「英語を理解」できていないので、本来は「できるはずのこと」が出来なかったり、「英語といえば、暗記……。つまらない、退屈だ」と思う人が多いのです。

だから、そのまま大人になって、「中学英語は得意だったんだけど、どうも英語が苦手で……」となってしまうわけです。つまり、英語が苦手な人が、なぜ英語が苦手なのかを追及していくと、「理解」が置いてきぼりにされているためなのです。

そこで、中学英語といえども「英語を理解」することが重要だと思います。

ちなみに、時間がない受験生だと「そんなことに割く時間はない」と思うかもしれませんが、実は英語を理解するのはそれほど時間はかかりません。基本にカエル英語の本があれば、数時間で中学英語を理解できるようになります(人にもよりますが)。

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「理解」よりも「英会話」が重要視されて結果的に英語力が落ちる

「学校英語だと話せるようにならない」と、長年、批判されていました。
確かに、昔は、英単語は発音を抜きにして覚えても入試問題では高得点をとれましたし、長文も文学に関するものが出題されたりしていました。
英語は言語なので発音をおさえなくても点がとれるのはおかしな話ですし(発音記号も出題されていましたが、捨てても高得点をとれました)、大多数のひとの人生には関係のない難解な文学の英文を読ませたところでどうなのだ、と、わたしも思っていました。

そして、英語教育が改革されましたが、今度は、大雑把にいえば「英文法を学習するな」「とにかく暗記して話せ」になりました。

英文法は言語を効率的かつ効果的に習得するためのツールです。
そこまで否定されてしまったのです。

中学英語といえども「英語を理解」することが重要だと思います。

話は「中学英語が理解できると高校英語もできるようになる!」に続きます。

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