受験には、モチベーションを上げることが重要

受験には、モチベーションを上げることが重要です。どういうことでしょうか。英語の参考書を多数、執筆している著者が解説しています。

<目次>
1.受験には、モチベーションを上げることが重要
2.モチベーションが高いから東大に合格する
3.モチベーションを上げる方法
4.子供を追い詰めたり、教育虐待につながったりするので細心の注意を払おう!


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受験には、モチベーションを上げることが重要

私が塾講師をしていたとき、以下のことが起きました。

◆成績順に、クラス分けして(A〜Cクラス、Aクラスが一番成績が良い)、Bクラス担当
◆模試で、Bクラスの平均点が、Aクラスを抜く

成績でクラス分けしていますし、何より、Aクラスは、経験が豊富な先生だったので、Bクラスが、Aクラスの成績を追い抜くのは「不可能」といえます。しかし、Aクラスの成績を抜いたのです。まさに「前代未聞」の出来事だったのです。

なぜ、このようなことができたのかというと、前述した中学受験のテクニックもそうなのですが、それ以上に、生徒の「モチベーション」があります。つまり、生徒に「勉強しないといけない!」という「動機付け」に成功したので、このようなことが起きたのです。

モチベーションが高いから東大に合格する

東大に合格した人の「親」の平均年収は、物凄く高いそうです。
よって、世間では「教育にお金をかけられる家庭に生まれた子供は高学歴になる」といわれているようですが、私はそれだけではないと思います。むしろ、金銭的なものは、二の次ではないのかな、と思っています。

では、なぜ、年収が、物凄く高い親の子供が東大に合格するのでしょうか。
それは「モチベーション」です。

昔、医者の子供と話したことがあるのですが「医者にならなければ、人生が終わる」と思い込んでいました。税理士の子供も同じで、「親の家業をつがないと人生が終わる」と思い込んでいました。

つまり、年収が、物凄く高い親の子供は、普段から「勉強しないと、人生、成功しない」と思い込まされていることが多くて、東大に合格するような子供は勉強に対するモチベーションが高いのでは、と思うわけです。

逆から考えると、親が熱心に教育にお金をかけても、子供は、塾をサボることもできますし、全く授業を聞かないこともできます。お金をかければ、成績が良くなるというのは、必ず当てはまるわけではないということです。

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モチベーションを上げる方法

では、具体的に、どのように子供のモチベーションを上げればいいのでしょうか。

私がよく授業で話したのは「アメとムチ」です。
たとえば、以下のような感じです。

◆アメ:大学生になると遊べるし、好きなこともできる。楽しい事が一杯ある。特に、ガリ勉でモテなかった友達も、社会人になれば、今ではモテモテ。
◆ムチ:大学に入らずに、中卒、高卒だと、すぐに働く必要がある。どれだけ仕事をして、成果を残しても、学歴で差別されることがある。今、ゲームするのは楽しいけど、一瞬だけ。

というわけで、「勉強すれば、将来、どういうメリットがあるのか」「勉強しないと、将来、どういうデメリットがあるのか」を、口が酸っぱくなるほど言っていました。

子供を追い詰めたり、教育虐待につながったりするので細心の注意を払おう!

毎日毎日「なぜ勉強しないといけないのか」「勉強するとこういう良いことがある」「勉強しないとこういう悪いことがある」などのような話ばかりだと、子供を追い詰めることもあります。

また、親自身が勉強するメリットを話しているうちに「勉強させないと…。でも思うほど勉強しない → 怒鳴る、体罰」となる可能性もあります。

というわけで、普段から色々な会話をしていて、親子関係ができている状態を作ることも重要です。普段の会話の中で、このようなモチベーションを上げる話をしていくのがいいと思います。
実際、塾講師をしていたとき、子供のときにした悪戯の話など、雑談をしつつ、このような話も織り交ぜていましたから。

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