命令文〜私とあなたしかいない場合(中学英語)
このページでは、中学1年生で学習する「命令文の作り方(私とあなたしかいない場合)」について、丁寧に解説しています。もう「英語が苦手」だとは言わせません!
<目次>
1.命令文とは?
2.英語の命令文を勉強する前に、日本語で考えよう!
3.英語では、命令文をどのように表すのかおさえよう!
4.普通の文を命令文にしてみよう!
5.命令文を英語になおしてみよう!
6.命令文を英語になおす練習をしよう!
7.否定文を命令文にしよう!
8.「〜するな」の英語にしてみよう!
9.「〜するな」の英作文をしてみよう!
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命令文とは?
私が、あなたに宿題をしてもらいたいとき、私は、あなたに何と言えばいいのでしょうか?
「宿題をしなさい。」のように言えばいいですよね。
このように、誰か人に、命令する文のことを命令文と言います。命令文のイメージは以下のようになります。
<命令文のイメージ>
私 ―(命令)―→ あなた
このページでは命令文(私とあなたしかいない場合)を英語にする方法を勉強します。
英語の命令文を勉強する前に、日本語で考えよう!
いきなり英語の命令文は難しいので、まずは「日本語の場合は、どのようにして普通の文を命令文にするのか」から考えてみましょう。
さて、日本語ですが、「命令文」と「普通の文」のどこが違うと思いますか。
(例)あなたは宿題をする(普通の文) VS 宿題をしなさい(命令文)
1.普通の文には主語である「あなたは」がありますが、命令文にはありませんよね。これが一つ目の違いです。
※)主語、目的語、補語などの意味がわからない場合は、「基本にカエル英語の本〜レベル1」を読みましょう。
でも、なぜ、主語がないのでしょうか?
なぜなら、私とあなたしかいない場合では、私は誰に命令するのか明白なので、主語はいらないためです。
2.次に違うのは、動詞の形が少し違います。普通の文では、動詞は「する」になっていますが、命令文では、動詞は「しなさい」になっています。
つまり日本語では、普通の文を命令文にする場合、
1.主語をとって、
2.動詞の形を変えればいいわけですね。
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英語では、命令文をどのように表すのかおさえよう!
「You play baseball.」
この英文の意味は「あなたは野球をする」ですね。
これを「野球をしなさい」というように、命令文にしてみましょう。
日本語の場合、普通の文を命令文にする場合、
1.主語をとって、
2.動詞の形を変えればいいのでした。
英語の場合もほぼ同じです。普通の文を命令文になおす場合、
1.主語をとって、
2.必要であれば動詞の形を変えます。
この「必要であれば」の部分が日本語の場合と違いますね。ここが日本語と英語の違いです。
では、実際、普通の文を命令文になおしてみましょう。
【普通の文】You play baseball.(あなたは野球をする)
1.主語をとります。
Play baseball.(主語をとりました。文の初めの文字は大文字です。)
↓
2.必要であれば動詞の形を変えます。
今の問題では動詞の形を変える必要はありません。
よって、次のようになります。
【命令文】Play baseball.(野球をしなさい)
普通の文を命令文にしてみよう!
「You read this book.(あなたはこの本を読む)」を「この本を読みなさい」と、命令文にしてみましょう。
英語の場合、普通の文を命令文になおす場合、
1.主語をとって、
2.必要であれば動詞の形を変えます。
【普通の文】You read this book.(あなたはこの本を読む)
1.主語をとります。
Read this book.(主語をとりました。文の初めの文字は大文字です。)
↓
2.必要であれば動詞の形を変えます。
今の問題では動詞の形を変える必要はありません。
よって、次のようになります。
【命令文】Read this book.(この本を読みなさい)
命令文を英語になおしてみよう!
「英語を勉強しなさい」を英語になおしてみましょう。
慣れれば簡単ですが、はじめのうちは難しく感じるのではないでしょうか。
そこで、工夫します。
さて、問題文を見てください。
「〜しなさい」とあるので命令文ですね。
これを普通の文にします。
普通の文を命令文にするとき、1.主語をとって、2.動詞の形を変えたので、今度は主語を加えて、動詞の形を元に戻します。
ちなみに、主語は適当に「あなたは」にでもします。
「英語を勉強しなさい」→「あなたは、英語を勉強する」
これならば英語になおせますね。
以下の手順に従えば、簡単に英作することができるのでした。
1.主語、動詞、目的語、補語を見つけます。
2.英語の語順になおします。
3.それぞれを英語になおします。
※)主語、目的語、補語が、よくわからない場合は、「基本にカエル英語の本〜レベル1」を読みましょう。
というわけで、まずは、主語、動詞などをみつけます。
以下ですね。
・主語:あなたは
・目的語:英語を
・動詞:勉強する
つぎに、英語の語順に並べます。
第三文型で「主語+動詞+目的語」の順ですね。
よって「あなたは、勉強する、英語を」となります。
最後に、それそれを英語になおします。
よって「You study English.」となります。
あとは、これを命令文にします。
英語の場合、命令文にするには、1.主語をとって、2.必要であれば動詞の形を変えるでした。
よって、主語である「You(あなたは)」をとって、「Study English.」にします。
命令文を英語になおす練習をしよう!
「そこに行きなさい」を英語になおしてみましょう。
まずは、普通の文にします。
普通の文を命令文にするとき、1.主語をとって、2.動詞の形を変えたので、今度は主語を加えて、動詞の形を元に戻します。
ちなみに、主語は適当に「あなたは」にでもします。
「そこに行きなさい」→「あなたは、そこに行く」
これを英語にします。
まずは、主語、動詞などをみつけます。
以下ですね。
・主語:あなたは
・副詞:そこに(文末に持ってきます)
・動詞:行く
つぎに、英語の語順に並べます。
第一文型で「主語+動詞+副詞」の順ですね。
よって「あなたは、行く、そこに」となります。
最後に、それそれを英語になおします。
よって「You go there.」となります。
あとは、これを命令文にします。
英語の場合、命令文にするには、1.主語をとって、2.必要であれば動詞の形を変えるだったので、主語である「You(あなたは)」をとって、「Go there.」にします。
否定文を命令文にしよう!
「You don't play baseball.(あなたは野球をしない)」を命令文にしてみましょう。
いきなり命令文にするのは難しいですよね。
そこで、まずは日本語で考えます。
というわけで、先ほどと同様、「あなたは野球をしない」という文の、1.主語をとって、2.必要があれば動詞の形を変えてみてください。
1.主語をとる
主語は「あなたは」ですね。
主語をとると「野球をしない」となります。
2.動詞の形を変える
「野球をしない!」と書けばわかるのではないでしょうか。
「野球をするな」ですね。
ここで英語に戻ります。
「You don't play baseball.(あなたは野球をしない)」を命令文にします。
これも先ほどとほとんど同じです。
1.主語をとって、2.必要があれば動詞の形を変えます。
1.主語をとる
主語は「You(あなたは)」ですね。
主語をとると「don't play baseball.」となります。
2.動詞の形を変える
動詞は「don't play」ですね。
文頭に来ているので、大文字にして「Don't play baseball.(野球をするな)」となります。
<まとめ>
「〜するな」は「Don't〜」
「〜するな」の英語にしてみよう!
「You don't throw a boll.(あなたはボールを投げない)」を命令文にしてみましょう。
まずは日本語で考えます。
1.主語をとる
主語は「あなたは」ですね。
主語をとると「ボールを投げない」となります。
2.動詞の形を変える
「ボールを投げない!」と書けばわかるのではないでしょうか。
「ボールを投げるな」ですね。
ここで英語に戻ります。
1.主語をとって、2.必要があれば動詞の形を変えます。
1.主語をとる
主語は「You(あなたは)」ですね。
主語をとると「don't throw a boll.」となります。
2.動詞の形を変える
動詞は「don't throw」ですね。
文頭に来ているので、大文字にして「Don't throw a boll.(ボールを投げるな)」となります。
「〜するな」の英作文をしてみよう!
「そこに行くな」を英語になおしてみましょう。
まずは、普通の文にします。
普通の文を命令文にするとき、1.主語をとって、2.動詞の形を変えたので、今度は主語を加えて、動詞の形を元に戻します。
ちなみに、主語は適当に「あなたは」にでもします。
「そこに行くな」→「あなたは、そこに行かない」
これを英語にします。
まずは、主語、動詞などをみつけます。
以下ですね。
・主語:あなたは
・副詞:そこに(文末に持ってきます)
・動詞:行かない
つぎに、英語の語順に並べます。
第一文型で「主語+動詞+副詞」の順ですね。
よって「あなたは、行かない、そこに」となります。
最後に、それそれを英語になおします。
よって「You don't go there.」となります。
あとは、これを命令文にします。
英語の場合、命令文にするには、1.主語をとって、2.必要であれば動詞の形を変えるだったので、主語である「You(あなたは)」をとって、「Don't go there.」にします。