過去形(中学英語)

このページでは、中学1年生で学習する「過去形」について、丁寧に解説しています。もう「英語が苦手」とは言わせません!

<目次>
1.過去形とは?
2.英語の過去形は動詞に「ed」をつければいい!
3.過去形の英作文!
4.試験では不規則動詞が問われる!
5.否定文の過去形
6.否定文の過去形の英作文!
7.疑問文の過去形
8.疑問文の過去形の英作文!


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過去形とは?

まずは、日本語で「過去形」の特徴を勉強しましょう。
日本語の場合、「私はテニスをする」という文を、「過去」の話に変える場合、どうすればいいですか?

動詞である「する」を「した」に変えればいいのですよね。
「私はテニスをした」となります。
つまり、日本語では動詞の形を変えることで、現在の話にしたり、過去の話にしたりすることができます。

英語の過去形は動詞に「ed」をつければいい!

英語の場合も同じです。
現在の話を過去の話にする場合、動詞の形を変えてやればいいのです。では、どのように変えればいいのでしょうか?

英語の場合は、基本的には、動詞の後に「ed」をつければいいだけです。すこしわかりにくいと思うので、具体的な例で説明していきます。
例えば、「I play tennis.(私はテニスをする)」を過去の話にしてみます。

この文の動詞は「play(する)」です。
この文を過去形にするには、動詞である「play」の形を変えて「played(した)」に変えます。
よって、「I played tennis.(私はテニスをした)」になります。

過去形の英作文!

「彼は、昨日、このホテルに滞在した。」を英語になおしてみましょう。

以下の手順に従えば、簡単に英作することができるのでした。

1.主語、動詞、目的語、補語を見つけます。
2.英語の語順になおします。
3.それぞれを英語になおします。
※)主語、目的語、補語が、よくわからない場合は、「基本にカエル英語の本〜レベル1」を読みましょう。

というわけで、まずは、主語、動詞などをみつけます。
以下ですね。

・主語:彼は
・副詞:昨日
・目的語:このホテルに
・動詞:滞在した

つぎに、英語の語順に並べます。
第三文型で「主語+動詞+目的語+副詞」の順ですね(副詞は文頭や文末にもってくることが多いです)。
よって「彼は、滞在した、このホテルに、昨日」となります。

最後に、それそれを英語になおします。

・彼は→He
・滞在した→??
・このホテルに→this hotel
・昨日→yesterday

「滞在する」は「stay」です。
「滞在した」は、どのように英語にすればいいのでしょうか。

現在の話を過去の話にする場合、動詞の後に「ed」をつけるのでした。
よって「stay(滞在する)」に「ed」をつけて「stayed(滞在した)」にします。

答えは「He stayed this hotel yesterday.(わたしはこのホテルに滞在した)」になります。

試験では不規則動詞が問われる!

「彼はその窓を壊した」を英語にしてみましょう。
※窓:the window、壊す:break

以下の手順に従えば、簡単に英作することができるのでした。

1.主語、動詞、目的語、補語を見つけます。
2.英語の語順になおします。
3.それぞれを英語になおします。
※)主語、目的語、補語が、よくわからない場合は、「基本にカエル英語の本〜レベル1」を読みましょう。

というわけで、まずは、主語、動詞などをみつけます。
以下ですね。

・主語:彼は
・目的語:その窓を
・動詞:壊した

つぎに、英語の語順に並べます。
第三文型で「主語+動詞+目的語」の順ですね。
よって「彼は、壊した、窓を」となります。

最後に、それそれを英語になおします。
よって「He break the window.」となるのでしょうか。
ちがいますね。
過去の話なので、break(壊す)を過去形にする必要があります。

「わかった! 過去形は動詞にedをつければいいから、He breaked the window.だ!」と思ったかもしれませんが、これも不正解です。

実は、すべての動詞に「ed」をつければいいわけではありません。
不規則に変化する動詞もあります。
break(壊す)の過去形は、「broke(壊した)」なのです。

このように、不規則に変化する動詞は覚えるしかありません。
しっかり覚えましょう!

ちなみに、単に覚えるのではなく、外国人の音声もつけて覚えたほうがいいです。そこで「基本にカエル英語の本」を読みましょう。そこには、暗記すべき動詞の変化表がありますし、CDもついているので、音声を聞きながら覚えることができます。

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否定文の過去形

まずは復習です。
「彼は昨日野球をした」を英語にしてみましょう。
※昨日:yesterday

まずは、主語、動詞などをみつけます。
以下ですね。

・主語:彼は
・副詞:昨日
・目的語:野球を
・動詞:した

つぎに、英語の語順に並べます。
第三文型で「主語+動詞+目的語」の順ですね。
ちなみに、副詞は文頭や文末にもってきます。

よって「彼は、した、野球を、(昨日)」となります。

最後に、それそれを英語になおします。
この際、過去の話なので、「play(する)」を「played(した)」にします。

よって「He played baseball yesterday.」となります。

さて、ここからが本題です。
「彼は昨日野球をしなかった」を英語にしてみましょう。

否定しているので、否定文ですね。
否定文は動詞の前に「don't」などを入れればいいのでしたね。

この英文の動詞は「played」です。
よって、「He don't played baseball yesterday.」となるのでしょうか。

実は、don'tはスポンジのようなもので、動詞についているedを吸いとります。そして、スポンジが水を吸ってふくれるように、don'tはdidn'tに変わります。

よって、「He didn't play baseball yesterday.」となります。

否定文の過去形の英作文!

「わたしは、昨日、このホテルに滞在しなかった。」を英語になおしてみましょう。

先ほど「彼は、昨日、このホテルに滞在した。」を英語になおしましたね。
それがわかると「わたしは、昨日、このホテルに滞在した。」は、「I stayed this hotel yesterday.」だとわかると思います。

あとは、これを否定文にするだけです。
否定文にするには動詞の前に「don't」を入れればいいのでしたね。
よって、つぎのようになります。

I stayed this hotel yesterday.
→I don't stayed this hotel yesterday.
→スポンジ!
→I didn't stay this hotel yesterday.

答えは「I didn't stay this hotel yesterday.」です。

疑問文の過去形

まずは復習です。
「彼は、昨日、野球をした」は「He played baseball yesterday.」でした。
では、「彼は、昨日、野球をしましたか」を英語にしてみましょう。

聞いているので、疑問文ですね。
疑問文は文頭に「Do」などをつけて、文末に「?}をつければいいのでしたね。
※三人称単数現在のときは「Does」でした。

よって「Does he played baseball yesterday?」となるのでしょうか。

実は、Doesもスポンジのようなもので、動詞についているedを吸いとります。そして、スポンジが水を吸ってふくれるように、DoesはDidに変わります。

よって「Did he play baseball yesterday?」となります。

疑問文の過去形の英作文!

「彼はその窓を壊しましたか?」を英語になおしてみましょう。

先ほど「彼はその窓を壊した。」を英語になおしましたね。
「He broke the window.」だとわかると思います。

あとは、これを疑問文にするだけです。
疑問文にするには文頭に「Do」、文末に「?」を入れればいいのでしたね。
よって、つぎのようになります。

He broke the window.
→Do he broke the window ?
→スポンジ!
→Did he break the window ?

答えは「Did he break the window ?」です。

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