未来形(中学英語)
このページでは、中学1年生で学習する「未来形」について、丁寧に説明しています。もう「英語が苦手」とは言わせません!
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未来形とは?
つぎの3つの文を見てください。
(ア)彼は走った。→ 過去の話
(イ)彼は走っている。 → 現在の話(現在進行形)
(ウ)彼は走るでしょう。 → 未来の話
「彼は」は主語です。
(ア)の「走った」、(イ)の「走っている」は、いずれも動詞です。
(ウ)の「走るでしょう」の「走る」は動詞、「でしょう」は助動詞です。
このように動詞の形を変えたり、助動詞をくっつけたりすることで「いつ」走るのかが変わります。
すなわち、動詞の形や助動詞を見ることで、「いつ」の話なのかがわかるわけですね。
で、(ウ)のように動詞に助動詞である「でしょう」がくっついて未来の話のとき、未来形といいます。
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未来形の英作文!
「彼は野球をするでしょう」を英語になおしてみましょう。
以下の手順通りにすれば、簡単に英作することができるのでした。
1.主語、動詞、目的語、補語を見つける
2.英語の語順になおす
3.それぞれを英語になおす
※)主語、目的語、補語が、よくわからない場合は、「基本にカエル英語の本〜レベル1」を読みましょう。
というわけで、上記の手順通りに考えていきます。
1.主語、動詞、目的語、補語を見つける
主語は「彼は」、目的語は「野球を」です。残った「するでしょう」は何なのでしょうか?
「するでしょう」は、動詞である「する」に「でしょう」という味付けがされています。この「でしょう」のように「動詞を味付けする」言葉のことを「助動詞」といいます。
2.英語の語順になおします。
「主語+動詞+目的語」の語順でした。助動詞はどこに入れればいいのでしょうか?
結論を言うと、助動詞は動詞を味付けする言葉なので、常に動詞とセットに使うのです。つまり「助動詞+動詞」のように、助動詞は常に動詞の前に持ってきます。よって、この問題では「主語+助動詞+動詞+目的語」となります。つまり、「彼は」「でしょう」「する」「野球を」の語順になります。
3.それぞれを英語になおします。
「でしょう」に当る英単語は「will」です。
「彼は(He)」「でしょう(will)」「する(play)」「野球を(baseball)」となります。
※)英語になおす時、2つのことに気をつけてください。助動詞は主語が三人称単数であっても、「s」はつけないことと、助動詞の後の動詞は常に「原形」になるということです。
また「でしょう」は「be going to」でも言い表すことができます。「be going
to」は近い未来を表します。