長文の読み方(中学英語)
英語学習といえば、英会話に目がいきがちですが、高校受験・大学受験となると、長文を読む必要があります。また社会人になってからも、TOEICなどの試験にて長文は出題されますし、社用で長文を読む機会もあります。
やはり長文の読み方を知っておいて損はなさそうです。
そこで、ここでは長文の読み方を紹介します。
※)中学英語レベルの話です。
<目次>
1.文法を理解していると、英文が読めるようになる!
2.文法は「理解」する必要がある
3.文法の問題集を解いて知識を定着!
4.多読と精読をセットに!
5.語彙力は高めよう!
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文法を理解していると、英文が読めるようになる!
以下の英文を日本語になおしてみてください。
(例)I discussed the plan.
discussedは、知らない単語ではないでしょうか。
長文を読んでいると、このように知らない単語がでてくることもあります。
その際に役立つのが文法の知識です。
どのように文法の知識を生かすのでしょうか。
次のように考えていきます。
文法の「第三文型」を勉強していれば、英語は「主語」「動詞」「目的語」の語順になっているとわかりますので、discussedを知らなくても、以下のように推測できます。
主語 + 動詞 + 目的語
I + discussed + the plan.
※)もし、「主語」「動詞」「目的語」がわからないなら、「基本にカエル英語の本〜レベル1、レベル2、レベル3(スリーエーネットワーク)」 で学習してください。
「主語+動詞+目的語」の第三文型は、「〜は…を、どうする」という日本語訳になります。
だから、「わたしは、その計画を、discussした」となって、「わたしはその計画を何かしたんだ」となんとなく意味がわかります。
※)「わたしはその計画について議論した」となります。
このように、英文に知らない単語があっても、文法の知識があれば、なんとなく日本語訳がわかるようになります。
長文には、必ずといっていいほど、知らない単語がでてきますので、文法の知識を身につけておく必要があります。
文法は「理解」する必要がある
ただし、文法は「理解」する必要があります。
中学英語を「理解」する方法については、下記で紹介しています。
・中学英語を「理解」するには?
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文法の問題集を解いて知識を定着!
中学英語の文法を理解すれば、文法の問題集を解いて知識を定着させましょう。
「長文を読みたいのに、なぜ文法の問題集?」と思ったかもしれません。
なぜなのか、理由は主に2つあります。
1つ目は、文章は文から成り立っているので、文法を勉強しないと長文を読めないためです。
どういうことでしょうか。
日本語で考えてみましょう。
・雨が降った。
・( )になった。
・( )にいった。
3つの文があります。
この3つの文で1つの文章になっていますが、2文目、3文目は何が書かれているのかわからないですよね。
その結果、この文章で何が書かれているのかもわからないと思います。
このように、文章は文から成り立っているため、いくかの文が理解できないと何が書かれているのかもわからなくなります。
1つの文の意味を理解するためには、ボキャブラリーと文法の知識の2つが必要です。
というわけで、長文読解の前に、文法の問題集を解くといいわけです。
2つ目の理由は、ボキャブラリーがないのに多読をしても効果がないためです。
まったく言葉を知らないのに、本を読むことができると思いますか?
できないですよね。
「辞書で言葉を調べればいい」というひともいるようですが、大半の言葉を知らない状況で、いくら言葉を調べてもほとんど読書の効果はありません。
読書や多読はある程度のボキャブラリーがないと意味がないのです。
というわけで、単語を覚えていきたいところですが、単語を覚えるのと文を読むのは同時にしたほうが効率的です。
そこで、登場するのが文法の問題集です。
文法の問題を解くことで、文法の勉強をしつつ英単語を覚えていくのです。
ある程度、ボキャブラリーが強化されたあとに多読するといいでしょう。
多読と精読をセットに!
さまざまな英文を読んでいくことを「多読」といいます。
1つの文を「どれが主語で、どこが…」みたいに文の構造を考えることを「精読」といいます。
どちらが優れているということはありません。
多読と精読を両方していくことが大切です。
語彙力は高めよう!
結局、語学は語彙力(ボキャブラリー)を如何に高めるのか、といっても過言ではありません。
長文を読んで知らない単語があれば覚えるようにしましょう!